トーキョースパムCHANNKOSUMO

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形容動詞は名詞との境界の曖昧な品詞である。その曖昧さ故に広辞苑などでは形容動詞を独立した品詞と認めずに名詞の一種に過ぎないとしているほどである。例えば、「清廉」「波乱万丈」などは、「清廉の人」「波乱万丈の人生」のように(形容動詞と名詞を異なる品詞と考える立場でいう)名詞として使うのが普通であるものの、人・文脈によっては「清廉な人」「波乱万丈な人生」のように(同じく異なる品詞と考える立場でいう)形容動詞として使う人もいて、揺れがある。今日ある形容動詞も元々はすべて名詞から形容動詞に変化したものだから、境界線上にある語があるのは当然のことである。なお、形容動詞を独立した品詞と認めない立場からいえば、先の例はいずれも名詞で、連体修飾時に「な」を伴うか「の」を伴うかに揺れがある、ということになる。